せんじつ動画のコメントでいただいた質問に答えていこうと思います。
「GABAチョコレートは本当に効果があるのですか?」
です。
確かにコンビニなどのチョコレートコーナーを覗くと必ずと言って良いほど「GABAチョコレート」は置いてあります。
パッケージには「睡眠の質を高める」「ストレスを低減する」とあります。
本当なのでしょうか?
睡眠薬の代わりになるの?
抗精神薬の代わりになるの?
など確かに私も気になりました。
GABAとは?
ですがこのGABAは経口摂取して胃や腸から吸収されたものは血液脳関門を通過できない。つまり脳まで届かない。と言われています。
血液脳関門とは脳血管と脳との間のフィルター役で、ブドウ糖やアミノ酸、ニコチン、アルコールなどの小さい分子のものは通すことができるが、大きい分子のものは通すことができない。
つまり理論上は経口摂取したGABAは脳まで届かない。となるのです。
ストレス低減・睡眠の質を高めるは本当か?
すると
経口摂取した GABA は小腸で吸収されて血中に取り込まれ、末梢の自律神経系においてノルアドレナリン等の興奮系ホルモンの放出の抑制し、副交感神経の亢進する事で、事務的作業による一時的・心理的なストレスを低減すると考えられています。γ-アミノ酪酸は、28㎎(本品5粒相当)の摂取で事務的な作業による一時的・心理的なストレスを低減します。
また
γ-アミノ酪酸には、副交感神経を優位にすることで、リラックス効果をもたらし、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の改善に役立つ効果があることが報告されています。γ-アミノ酪酸は、100㎎の摂取で眠りの深さ、すっきりとした目覚めといった、睡眠の質を高めます。
とあります。
これらの研究データは数多く発表されているらしく、経口摂取でも十分に効果は期待できるとのことです。
機能性表示食品について
一般食品とは異なり「機能性の表示ができる」食品のことを保健機能食品と言い3つの種類があります。
・特定保健用食品(トクホ)
・機能性表示食品
・栄養機能食品
今回のこのグリコのGABAチョコレートはこの機能性表示食品に分類されます。
これは「販売前に消費者庁に届け出をして事業者が責任をもって機能性を表示する」食品になります。例えばトクホではきちんとその商品を使って人で試験をする必要があり効果を確認する必要があります。ですがこの機能性表示食品は効果を示す研究論文や文献調査のみでも届出ができるのです。つまりこの商品を使って人で試験は行っておりません。ですがGABAという成分には副交感神経を優位にしてリラックス効果や睡眠誘発効果があります。ということになるのです。
〜グリコのホームページより〜
届出表示:本品にはγ-アミノ酪酸が含まれます。γ-アミノ酪酸には、事務的作業による、一時的・心理的なストレスの低減機能があることが報告されています。
興味がある方は一度試してみても良いと思いますよ。ただし食べ過ぎはダメですよ。しょせん甘いチョコレートですから。。