今回は患者さんから嬉しいお言葉をいただいたので紹介させて下さい。花粉症に関してです。
花粉症に関しては腸の状態と密接に関わっているので、腸の状態を良くしておくことでアレルギー特に花粉症の症状はだいぶ抑えられます。
というのが結論です。
この話は私の患者さんには毎年お伝えしている内容です。。
そこである患者さんが
「今年は花粉症の症状がすごく楽です」「先生の動画に出てきたはちみつレモンを飲み始めてから便秘が治りそれが良かったんですかね〜」
とのことです。
またある患者さんは
「ある晩に天ぷらを作っている時からくしゃみが止まらなくなり天ぷらを食べている間もくしゃみで大変でした」「もしかして自分の花粉症は小麦粉が原因?と思い自分で人体実験を始めて小麦粉を食べた翌日などは花粉症の症状が強く出ることに気がついた」
とのことです。
すごく嬉しかったです。自分で気がつくことがものすごく大切だからです。私がいくら言っても実践してくれる人はごく僅かです。やはり自分で経験しないとダメなんです。。
花粉症と腸内環境
免疫細胞の70%は腸で作られています。小腸の表面には、病原菌などの外敵から身を守るリンパ節に命令を出すセンサーがたくさんついています。そして、大腸には100兆もの腸内細菌が棲みつき、それらの細菌のバランスによって、免疫力が左右されています。
つまり、病気やアレルギーから体を守るためには、腸内環境を整え、腸を元気に保つことが重要になるのです。
花粉症と食事
善玉菌を増やす食材
糖質過多はダメ
丼物やラーメンなど、手ごろな値段ですぐに食べられる食事は、たいてい糖質中心のメニューです。糖質も体に必要な栄養素ではありますが、このようなメニューばかり食べていると、血糖値の変動が激しくなるだけではなく、食物繊維やタンパク質が不足して、腸内環境が悪化します。
食物繊維は善玉菌のエサになりますし、タンパク質は免疫システムを働かせるために最も重要な栄養素です。腸内環境を整えるには「低糖質・高タンパク」の食事を心がけ、おやつもナッツなどの糖質が少ないものを選んで下さい。
酪酸菌を増やす
そしてこの酪酸菌を増やすためには「フラクトオリゴ糖」が最も効果が高いことが明らかになっているのです。
リッキーガット症候群
腸もれは、腸内環境が悪化して腸の粘膜が傷つけられること、そして、小麦や乳製品等によって引き起こされる「遅延型アレルギー」で、腸の機能が損なわれることによって引き起こされると考えられています。
食物アレルギーには、原因となる食べ物を口にしてすぐに症状が現れる「即時型アレルギー」と、しばらくたってから症状が現れる「遅延型アレルギー」の2種類があります。特に、小麦に含まれる「グルテン」というタンパク質が原因の「グルテン不耐症」と、乳製品に含まれる「カゼイン」というタンパク質が原因の「カゼイン不耐症」が、代表的な遅延型アレルギーです。
遅延型アレルギーは気づきにくいため、知らずに原因となる食べ物を摂取しては、何度も下痢や腹痛を繰り返している人も多いのではないでしょうか。疑わしい場合は、小麦や乳製品を抜いた食事を2週間ほど続けて様子をみましょう。それで不調が改善したなら、今まで遅延型アレルギーによって腸もれが起こっていた可能性が高いと言えます。
今まで見たきたようにとにかく花粉症の原因の一つに腸内環境があることは間違いありません。まずは便秘を治す。腸に良い食物繊維や発酵食品を食べるなどをしてみて下さい。ましあなたが花粉症であるならチャンスです。自分の体で実験をしてみて下さい。