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低脂肪牛乳は体に良いの?

低脂肪牛乳は体に良いの?

ダイエットのために低脂肪牛乳を飲んでいる人って意外と多いみたいです(自分調べ)。。そこで低脂肪牛乳は体に良いのか?という質問に回答していこうと思います。

でも始めに言っておきますが、私は牛乳を推進していません。健康のために飲んでいるのであればやめたほうがいいと思っています。

その上で「牛乳を飲むのであればどういう牛乳がいいのか?」というお話をしていこうと思います。

牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳・加工乳・乳飲料のそれぞれの違いをお伝えします。

低脂肪牛乳は体に良いのか?

いきなり答えからお伝えすると「妊娠中や妊活中の人は飲まないほうがいい」です。

ハーバード大学による60,000人の妊婦さんの食生活を7年間追跡調査した研究結果によると、低脂肪牛乳を飲んでいた妊婦さんから生まれた子供が喘息を発症する割合が、飲んでいない妊婦さんから生まれた子供よりも60%アップするという結果があります。
また他の研究では低脂肪酪農製品の摂取により不妊症の危険度が上がるという結果があります。少量でも習慣的に摂取していると無排卵性不妊症のリスクが2倍になるとのことです。

これらの研究結果を考えると妊婦さんや妊活中の方は低脂肪牛乳や低脂肪ヨーグルトの摂取を控えるべきだと考えます。

牛乳の良い成分は乳脂肪

牛乳は炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなどさまざまな栄養成分によって構成されています。注目されるのはタンパク質やカルシウム、ビタミンCが豊富。というものですね。でもこれらは諸説あり、牛乳のタンパク質のカゼインは人の体には吸収されにくくアレルギーの原因物質になるとも言われています。カルシウムも牛乳には多過ぎてマグネシウムとのバランスが悪く逆にカルシウムの流出を促進すると言われています。

そこで牛乳で最も体に良い成分はというと「乳脂肪」です。どうしても脂肪分というと太りやすいので敬遠され気味ですが、乳脂肪は実に優秀です。糖尿病・心疾患・癌のリスクを下げたり、脳にも乳脂肪は良いと言われています。

その成分を丸ごと抜いてしまう低脂肪牛乳や無脂肪牛乳は果たして必要なのか?と言わざるを得ません。

牛乳の種類

1牛乳(成分無調整)
2低脂肪牛乳(成分調整)
3無脂肪牛乳(成分調整)
4加工乳・乳飲料

牛乳(成分無調整)

生乳(牛から搾ったミルク100%)を殺菌消毒してそのまま詰めたもの。乳脂肪分3%以上。無脂肪固形分(炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの脂肪分をの座置いた他の成分)8%以上。

低脂肪牛乳(成分調整)

生乳100%の牛乳から脂肪分を除去して0.5%〜1.5%に薄めたもの。無脂肪固形分は8%以上。主にバターや生クリームを作る際に、脂肪分を取り出してその余った牛乳。脂肪分以外は普通の牛乳と成分は同じ。

無脂肪牛乳(成分調整)

生乳100%の牛乳から脂肪分を除去して0.5%以下に薄めたもの。無脂肪固形分は8%以上。主にバターや生クリームを作る際に、脂肪分を取り出してその余った牛乳。脂肪分以外は普通の牛乳と成分は同じ。

加工乳・乳飲料

生乳100%ではなく、生乳以外に、バター・生クリーム・脱脂粉乳・ビタミン・果汁などを入れてコクを出したり味付けをしてある飲み物。ミルクが含まれているジュース。

牛乳の選び方

上のことを考えると、牛乳を飲むのであれば「成分無調整のいわゆる普通の牛乳」を選ぶべきだと思います。

低脂肪牛乳や無脂肪牛乳は妊婦さんや妊活中の人への危険性しか今のところ示されていませんが、この先もっと色々な研究結果が出てくることも考えられるので選ぶ必要性がないと考えます。
確かにカロリーのことを考えると普通の牛乳の半分くらいなので太りにくいと言えるのかもしれませんが、それなら豆乳など別の何かを選ぶ方が良いと考えます。

いろいろな牛乳を飲み比べてみるとわかりますが、濃い味が好きなら乳脂肪や無脂肪固形分の量が多いものを選ぶと良いと思います。
とりあえず牛乳を飲みたいのであれば低脂肪牛乳や無脂肪牛乳を選ぶ必要はないと思いますよ。





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