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成型肉・牛脂注入加工肉

成型肉・牛脂注入加工肉

たまに食べるお弁当の紹介です。

今回紹介する「ステーキ弁当」はものすごく美味しいです。初めて食べた時は感動しました。あまりの肉の柔らかさで。。

そして何度か食べていたところ、お店に行こうかなぁと思いお店の口コミを覗いてみました。

すると、「こちらのお肉は成型肉、牛脂注入加工肉でメニュー表にも記載されていてとても良心的です」とありました。

「んっ?」

確かに和牛のいいお肉か何かかと思っていましたが、それにしては値段が安すぎるとは思っていました。。

そこで今回はこの「成型肉・牛脂注入加工肉」についてお伝えします。

この名前だけ聞くと「すごくやばい感じの肉」のようですが、少し違います。私も少し誤解していました。

意外と知らない人も多いと思います。ぜひ知識をアップデートして下さい。

成型肉・牛脂注入加工肉とは?

成型肉や牛脂注入加工肉は大きく分けると加工肉です。つまり人の手で何かしらの加工を施されたお肉ということです。

成型肉

そのままでは商品価値がないとされる、骨の周りから削り取った端肉や内臓肉を軟化剤で柔らかくし、さらに結着剤で固めて形を作ったお肉のことです。サイコロステーキのように、端肉などを結着剤で固めたお肉のことです。

牛脂注入加工肉

赤身のお肉に大量の脂を注入することで、柔らかい霜降り肉を作り出す加工技術のことを指します。固い赤身のお肉に、注射針がたくさんついた巨大な機械で牛脂などを注入することで、焼いても縮まず、柔らかい人口霜降り肉を作り出すことができるのです。

成型肉・牛脂注入加工肉の問題点

1添加物
2食中毒

添加物

成型肉に使用される結着剤にはリン酸塩が含まれているものがあります。リン酸塩には骨を弱くする性質がありますが、同時に肉の日持ちをよくし、退色を防ぐという効果もあるようです。また、脂を注入する場合には、脂の固まるのを防ぐために乳化剤を使用します。さらに、乳化剤の独特の風味を消すために多量の化学調味料をも使用するのが普通です。やわらか加工に使用するのは酵素系の添加物です。

食中毒

成型肉はお肉の切れ端をつなぎ合わせていることから、細菌がお肉に入りやすいと言われています。そのためよく焼かないと食中毒を起こす危険性があると言われています。
以前、外食チェーン店の「ペッパーランチ」が成型肉から食中毒を出してニュースになりました。

普通のお肉と成型肉・牛脂注入加工肉の見分け方

見た目や味で判断するのはほぼ不可能だそうです。生肉店の人が見れば不自然な霜降りの感じなどでわかるそうですが、一般の人では難しいと思います。でも私が食べていたステーキ弁当もそうですが「異常に柔らかい」のは判断材料になるかもしれません。やはりお肉は独特の硬さがあります。
またサイコロステーキのような成型肉は結着剤を利用して細かいお肉をつなげています。そのため、つなぎ目の結着部分は非常に離れやすくなっています。お箸で簡単に切れるようなお肉は、断面をよく観察してみてください。ぽろりと面と面ではがれていませんか?面と面になっているようであれば、それは成型肉である可能性が高いと言えます。

まとめ

成型肉・牛脂注入加工肉は外食店では一般的に出回っている商品です。なぜならそれをメニュー表に表示する義務がないからです(スーパーなどで売られる場合は表示義務があります)。

「安くて美味しくて柔らかいお肉」となるとほぼ成型肉・牛脂注入加工肉で間違いないと思います。

ではこれらのお肉は体に悪いのか?というと必ずしもそうではありません。確かに添加物を大量に加えているものは良いとは言えないと思いますが、「牛脂を注入してお肉を柔らかくする」などの加工は人間が考え出した技術です。それだけを見れば体に悪い要素は無いと思います。

ですがやはり人の手が加わるほど食品は体に受け入れにくくなるのはこれまでの歴史が物語っています。私も積極的にお勧めはしませんが、でも本当に安くて美味しくて柔らかいので、これからもたまには食べることがあると思います。
あなたもこれらを理解した上で食べるか食べないかを選択してみて下さい。





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