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水分補給(脱水症状・熱中症・水分不足)

水分補給(脱水症状・熱中症・水分不足)

暑くなってきましたが、今回は水分補給の方法についてお伝えします。

以前にも水の重要性に関してはお伝えしているのですが、少しアップデートしたいと思います。

「ただ水を2リットル飲んでも無意味です」

というお話です。

熱中症対策としても水を2リットル飲むことは誰もが知るところになりましたが、本当にそれで良いのでしょうか?

こんなことありませんか??

「水は飲んでいるけどトイレの回数が増えて増えて。。」

もしかしたらあなたが飲んだ水は、体を素通りしてそのまま尿として流れ出ているのかもしれません。

それでも体にとっては意味はありますが、水の恩恵を受けるには、ただ水を飲むのでは意味がありません。きちんと体に吸収されなければ意味がないのです。

脱水・熱中症・水分不足

「水を飲むだけでは解決しません」
「重要なのは体に吸収させること」
1体内の水分量2%減少で起こることとは?
2脱水の検査法
3脱水を引き起こしやすい環境
4水を飲むだけではダメ
5水分補給を邪魔する食品

体内の水分量2%減少で起こることとは?

体内の水分量2%の減少とは「喉が渇いたなぁ」と感じるくらいの状態です。

理解力・判断力・集中力が軒並み下がっています。デスクワークやオフィスでの仕事をしているようであれば、机の上に飲み物を置いて作業することで作業効率がアップすることは間違いありません。
また水分をこまめに取ることによって子供の成績が上がったという報告はたくさんあるようです。成長過程の身体機能にとって脱水は致命傷です。

関節の痛みや偏頭痛が起こりやすくなります。体の水分状態が免疫力の強さ・皮膚の弾力・活力の有無・体の動かしやすさ・老化や病気に対する総合的な抵抗力に影響を与えています。
脱水状態になると水は経路を変えます。本来関節や筋肉に行くはずの水分が、生き続けるために脳や心臓などのもっと重要な臓器へ直行してしまいます。そのせいで関節は強張り、乳酸などの不要なものが蓄積して炎症が起こってしますのです。

いびきやこむら返りの原因にもなります。喉や口の中が乾いていびきの原因になり、水分不足は筋肉を収縮してしまうためです。
これらによって睡眠障害を併発してしまうこともあります。すると成長ホルモンの分泌が低下して、睡眠時に行われる体内の解毒作用が停滞してしまい、例えばアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβ蛋白を除去できずにアルツハイマー病になりやすくなることも考えられます。

脱水の検査法

1尿の色
小麦色が良いと言われています。それより濃ければ脱水が疑われます。
2皮膚をつまむ
手の甲の皮膚をつまんでテント状にして、すぐに皮膚が元に戻れば問題ありませんが、すぐに戻らないようなら脱水が疑われます。
3爪を押す
爪を押して、元の色に戻るのに5秒以上かかるようなら脱水が疑われます。

ですが、人は起床時は誰もが多少なりとも脱水状態ですの目覚めにはコップ一杯の水を飲むようにして下さい。また午後になるとやはり人は体が乾いてきます。こまめに水分補給をして下さい。

脱水を引き起こしやすい環境

1電子機器
パソコンやスマホの近くにいるだけで、これらの電子機器は常に熱を発生していますので体の水分が奪われることになります。
2空調
エアコンなども乾燥を助長させます。
3座りっぱなし
筋肉を動かしていない環境では体内の血液や体液は循環が悪くなり、隅々まで水分を届けることができません。
4交通機関
ある程度密閉空間では空気は乾燥します。特に飛行機の中は一般的に50%くらいの湿度であるところを20%以下になっていると言われていますので水分補給は不可欠です。

水を飲むだけではダメ

「植物 + 運動」です。

まずは植物に関してです。
具体的には、キュウリ・レタス・セロリ・ラディッシュ・ズッキーニ・トマト・ピーマン・ホウレン草・ブロッコリー・ニンジンなどの野菜は水分量が90%以上です。
スイカ・イチゴ・グレープフルーツ・メロン・パイナップル・ラズベリー・キゥイ・リンゴなどの果物は水分量が85%以上です。
これらの野菜果物を摂ることで十分な水分とビタミンミネラルなどの栄養素も一緒に摂ることができ、体の深いレベルまで水分を与えてくれます。また水は電気を通すことから、体内の電気的機能も活性化することができるのです。
水分補給という点で考えると、植物の繊維質のおかげで水はゆっくり吸収されるため水は体に長く留まることができるのです。

次に運動です。
特にひねりの運動が効果的です。ひねり(螺旋状の運動)の動きは、背骨を回し優れた螺旋状の圧迫をもたらす。そしてひねりを戻した時に酸素と栄養素でいっぱいの新鮮な水分が体内を駆け巡ることになります。
運動により細胞が動き、水分補給と体の動きによって細胞内に運ばれた水が、人を元気に長生きに導くのです。

水分補給を邪魔する食品

1パスタやパンなどの単炭水化物
2加工食品
3糖を添加した物
4トランス脂肪酸
5人工甘味料

これらの食品の摂取はなるべく控えるようにして下さい。加工食品などはこれらを消化代謝するのに大量の水を必要とします。つまりせっかく摂取した水分が奪われてしまうのです。

水だけを飲めば良いという単純な発想から一歩先へ行くために、この「食べる水」とも言える野菜果物からの水分補給という概念も追加しておいて下さいね。





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