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アスタキサンチン

アスタキサンチン

今回は患者さんから前々からリクエストがあった「アスタキサンチン」についてお伝えしていきます。

この物質を一言でいうと「抗酸化物質」です。

抗酸化物質というと例えばビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、αリポ酸、コエンザイムQ 10などがありますが、その中でも最強の抗酸化物質がこのアスタキサンチンになるのです。

光刺激(紫外線)による老化は活性酸素が原因と言われています。そのため抗酸化物質が必要になるのですが、アスタキサンチンはビタミンCの6000倍、ビタミンEの110倍、ポリフェノール(カテキン)の560倍、αリポ酸の75倍、コエンザイムQ 10の800倍の抗酸化作用があるそうです。

まさに最強です。。

そんなアスタキサンチンとは何か?
あなたにどんな効果があるのか?

をお伝えしていこうと思います。

活性酸素と酸化ストレス

活性酸素とは
私たちが生命活動を営む上で酸素の利用は必須となります。呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、通常の状態よりも活性化された活性酸素となります。ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。活性酸素は、体内の代謝過程において様々な成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらします。

酸化ストレスとは?
大気中には、約20%の酸素が含まれており、生物はこの酸素を利用し生命活動を維持しています。酸素は、外部からの様々な刺激を受け、反応性の高い活性酸素に変化します。活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。そのため生体内には、活性酸素の傷害から生体を防御する抗酸化防御機構が備わっていますが、活性酸素の産生が抗酸化防御機構を上回った状態を酸化ストレスといいます。  〜厚生労働省HPより〜

抗酸化とは?

活性酸素が、生体内で常に産生されるにも関わらず、我々が体内の恒常性を維持できるのは活性酸素から自己を防御する抗酸化防御機構が備わっているからです。抗酸化防御機構は、活性酸素の産生を抑制したり、生じたダメージの修復・再生を促す働きを有しています。
生体が有する抗酸化防御機構には、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどの内因性の抗酸化酵素に加え、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド類、カテキン類など外因性の抗酸化物質もあります。実際には、活性酸素の産生と抗酸化防御機構が複雑に作用し合いながら生体内の活性酸素の産生と抗酸化防御機構の状態が決まります。  〜厚生労働省HPより〜

アスタキサンチンとは?

アスタキサンチンは、人参のβ-カロチン・トマトのリコピンと同じカロテノイドと言われる天然色素の一種で、エビ、カニなどの甲殻類、サケ、タイなどの魚類などの赤橙色の色素です。
一重項酸素という活性酸素に対する抗酸化力は、ビタミンCの6000倍、コエンザイムQ10の800倍、また脂質の酸化に対する抗酸化力は、ビタミンEの1000倍と言われています。

ミトコンドリアの機能改善

人はすべての細胞にあるミトコンドリアという器官で、糖や脂質を原料にエネルギーを生み出しています。このミトコンドリアはエネルギー産生時に大量の活性酸素を発生させます。つまりこのミトコンドリアが活性酸素にさらされると病気になったり老化を早めると言われています。そこでこのアスタキサンチンはこのミトコンドリア内の活性酸素を除去する働きがあります。すると疲労回復を早めたりアンチエイジングに効果があるのです。

赤血球膜の損傷改善

赤血球の膜も活性酸素の影響を受けやすい場所と言われています。ここが損傷を受けると形の大きい赤血球がしなやかさを失って循環が悪くなります。つまり血液循環が滞るというわけです。そこでこのアスタキサンチンは赤血球に溶ける働きがあるため、この赤血球膜の修復を行い全身の血液循環の改善ができるのです。

アスタキサンチンの効果は?

1目に良い
2スキンケア
3疲労回復・活力
4スポーツパフォーマンス向上

目に良い

現代人は近くでものを見ることが多いので毛様体筋が常に緊張状態にあることで疲れ目や老眼を発症してしまいます。そこでアスタキサンチンはこの毛様体筋の炎症や血流の改善に効果があるためにピント調節機能や疲れ目の改善が見込めます。

スキンケア

アンチエイジング、特にシミやシワの肌トラブルに効果があると言われています。それは紫外線によって発生する活性酸素に最も効果があると言われているためです。人を使った様々な研究においても証明されています。少し前に富士フィルムからこのアスタキサンチンを主成分にした化粧品が発売されて話題になりました。

疲労回復・活力

先にも書いたように、血流の改善に効果があるので、例えば肩こりなどの血液の循環が問題になるような症状には効果があります。また肉体的な回復とは別に、精神的な疲労にも効果があることが実証されています。

スポーツパフォーマンス向上

疲労回復が早かったり、血液の循環の改善によってスポーツのパフォーマンス。特に持久力の向上には効果があるようです。自転車競技のタイムトライアルでも実証されています。

そのほかにも声帯の損傷改善、インスリン抵抗性の改善、がん細胞の増殖抑制など様々な効果があります。まだまだ実験段階のものも多いですが、これからますます期待のできる物質になります。

アスタキサンチンの摂取方法

1日3〜4mg。これを食品から摂ろうとすると、シャケ5切れ、車海老30尾、毛蟹1.5杯。。これは現実的ではありません。ですからサプリメントがオススメです。取り過ぎて副作用があることは報告されていませんが、3〜4mgのサプリを見つけて摂るようにして下さい。





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