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チーズダイエット

チーズダイエット

あなたはチーズが太ると思っていませんか?

それ、間違いです。

チーズは食べすぎない限り太りません。

また様々な研究結果から「科学で認めた唯一のスーパーフード」と言われているほどです。

私は牛乳を推進していません。

なぜかは以前に動画でお話ししているので割愛しますが、簡単にいうとそれほど健康に良いとは思えないからです。

なので同じ乳製品であるチーズもあまりお勧めしてこなかったのですが、今回患者さんからの質問で改めて調べ直してみるとても優秀な食品であることが分かりました。

今回はこのダイエットにも健康にも良い食品「チーズ」に関してお伝えしていきます。

チーズの定義

ナチュラルチーズ
牛や山羊や羊等の乳に、乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)を加えて、乳成分(たんぱく質)を凝固させて凝乳をつくり、そこからホエイ(乳清)の一部を取り除き、乳酸菌やカビ等の微生物で発酵・熟成させたものです。(一部熟成させないものもあります。)
乳酸菌などの菌が生きていて時間とともに熟成が進むなど状態が変化します。いわば生きているチーズ。
・カッテージチーズ、モッツアレラチーズは熟成させずにフレッシュなまま食べる。
・カマンベールチーズは表面に白カビを繁殖させて熟成させる。
・ゴルゴンゾーラチーズは青カビを繁殖させて熟成させる。
・パルミジャーノチーズは皮に酒や塩水で洗いながら熟成させる。

プロセスチーズ
ナチュラルチーズを砕き、たんぱく質を溶かす働きのある乳化剤を加えて、加熱・溶融・乳化し、再び成形し冷却したものです。加熱により、熟成に関与する微生物や酵素の働きを止めていますので、保存性に優れ、品質が安定しています。いわば死んでいるチーズ。
・6Pチーズ、スライスチーズ

チーズの栄養

タンパク質
脂質
ビタミン
カルシウム

タンパク質

たんぱく質は身体を構成する大事な成分であり、ホルモン・酵素・抗体などの身体のさまざまな機能を調節する栄養素です。たんぱく質の摂取量が少ないとたんぱく質欠乏症に陥ってしまい、成長障害・体力や免疫力の低下などが起こります。そのため、たんぱく質をしっかり摂取し免疫力を保つことが必要です。
チーズのタンパク質は必須アミノ酸がバランスよく含まれていて、BCAAを多く含むため筋肉の分解を抑えてくれます。そのため筋肉量のアップに効果的です。また代謝も上がりダイエットのリバウンドにも効果的な食品になります。

脂質

脂質は炭水化物、たんぱく質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、身体の中でエネルギー源となります。そのため、脂質が不足すると、エネルギーが足りず疲れやすくなったり、身体の抵抗力が低下したりする可能性があります。
チーズの脂質は短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸が多く、これらの脂肪は体内で脂肪になりにくく、善玉菌を増やし腸内環境を良くします。またエネルギーとして代謝されやすい脂肪と言われています。

ビタミン

チーズにはビタミンC以外の全てのビタミンが含まれています。その中でもビタミンAとビタミンB2が多く含まれています。

ビタミンA

ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保つはたらきがあり、粘膜には外敵から身体を守るために粘膜免疫という機能があります。
粘膜免疫はウイルスなどを身体に入り込まないようにするはたらきがあり、皮膚の粘膜が健康に保たれていないと、粘膜免疫のはたらきが弱まり免疫力が低下してしまうのです。

ビタミンB2

ビタミンB2は皮膚や粘膜の代謝に関与する栄養素です。
ビタミンB2によって皮膚や粘膜の生成が促進されると、皮膚や粘膜が正常な状態に保たれます。
そのため、美容効果やアンチエイジングに効果的な食品になります。

カルシウム

カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する栄養素です。また、カルシウムは細胞に出入りし、細胞に情報や命令を伝えています。カルシウムが不足してしまうと、身体は骨を溶かしてカルシウムを血中に取り出します。その際に、骨から必要以上にカルシウムを取り出してしまい、免疫細胞を初めとする細胞内ではカルシウム過剰の状態になってしまい、普段より免疫細胞が機能しなくなってしまうのです。
カルシウム不足が言われている現代人にとってはチーズはカルシウムの補給にもってこいの食品になります。でもやはり牛乳の時のようにカルシウムはマグネシウムと一緒に食べることで吸収が促進されるので一緒に野菜や海藻類を摂ることをお勧めします。

チーズダイエット

・血糖値を上げない低GI食品

太る原因は糖質です。これは現代では常識です。そしてチーズは糖質をほとんど含まないため、食事で血糖値が上昇することがありません。ですから太らない食品になります。

・脂質は体に貯まりにくい

チーズは基本的に他の食品よりも脂肪が多いのは事実です。しかし、チーズの脂肪は体に蓄積されにくいと言われています。
脂肪にも成分によって種類があり、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の大きく3つに分類することができます。
チーズの脂肪には短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸が多く含まれています。中鎖脂肪酸は、消化・吸収後の経路が異なるため、長鎖脂肪酸に比べて、4~5倍も速く分解され、短時間でエネルギーになります。ですから中鎖脂肪酸は分解されやすく体に蓄積しにくい脂肪酸です。短鎖脂肪酸は、脂肪細胞に脂肪の蓄積をストップさせる指令を出すと言われています。

・腸内細菌改善

腸内細菌が、脂肪吸収率や血糖値の上昇、さらには肥満遺伝子のオンオフにも大きく関わっているという研究結果が多く発表されています。つまり、単純に脂肪や糖質の摂取量だけでなく、その人の腸内環境の良し悪しが太る痩せるに大きく左右されるということです。チーズは、人体に良い影響を与える細菌が豊富に含まれたプロバイオティクスの優秀な供給源です。しかも、脂肪が胃酸から菌を守り生きたまま腸まで届きやすい性質があります。ダイエットの大きな鍵となる多様で善玉菌優勢な腸内環境にもチーズは大いに貢献してくれます。

・ビタミンB2は摂取した脂質や糖質の燃焼を促進

チーズには、ビタミンB2が多く含まれています。ビタミンB2は、摂取した脂質、糖質、タンパク質を効率よく分解してエネルギーに変える働きがあります。さらに、肌や粘膜を健康に保つ効果もあり「美容ビタミン」とも呼ばれています。水溶性で体内に蓄積できないので、毎日摂取する必要がある重要なビタミンです。チーズでビタミンB2を摂取することで、エネルギー代謝を良くすることができます。

・カルシウムが脂肪の吸収をさらに抑制

最新の研究では、乳のカルシウムにはダイエット効果があるということが明らかにされています。そのメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、2つの説があります。1つは、カルシウムが脂肪と結合することで、脂肪の吸収を防ぎ、便として排出されるという説。もう1つは、体内に吸収された脂肪は、吸収されたカルシウムによって分解され、エネルギーに変換されるという説。いずれにせよ、カルシウムが体への脂肪の蓄積を防いでくれるということが分かっています。

チーズの適量とは?

最近の研究では1日の摂取カロリーの14%までなら体に良いという研究があります。それで考えると1日2000キロカロリーとするとだいたい80ぐラムまでは食べても良い計算になります。6Pチーズで4個までになります。
あとは、例えば1日の食事で脂質やカルシウムを多めに摂った日や、牛乳・ヨーグルトを食べた日は控える。タンパク質や脂質が足りないと思った日はそれを補う感じで食べる。などで調整するのも良いと思います。
とにかくチーズは太りにくいし栄養価が豊富なので適量を毎日でも食べることをおすすめします。





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