あなたは「キャベジン」と言う胃薬を知っていますか?
このキャベジンの有効成分はビタミンUで、このビタミンを多く含んでいる食材がキャベツなのです。だから名前もキャベジンと言います。
つまりキャベツはとても体に良い食材です。
このキャベツを上回る食材があります。
それが芽キャベツです。
「若いキャベツ」「小さいキャベツ」などと言われることがありますが、同じアブラナ科ですが全く違う野菜になります。
今回はこの2つの野菜を比べながら紹介していこうと思います。
キャベツ
ビタミンUは、キャベツから発見されたビタミン様成分で、ビタミンUは、胃酸の分泌を抑え、胃や腸の粘膜を健康に保つ働きがあるため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や改善に効果が期待されています。
・ビタミンU
・ビタミンK
・カルシウム
・βカロテン
・カルシウム
・カリウム
・葉酸
・キャベツの調理方法
ビタミンU
ビタミンUは別名キャベジンと呼ばれており、胃や十二指腸の健康を保つことに優れた効果があります。胃腸薬の「キャベジン」もこの成分が名前の由来となっていることでも有名です。
とんかつなどの付け合せでキャベツが多いのは、キャベツには揚げ物による胸焼けを防ぐ効果も期待できるからなのです。
ビタミンK
ビタミンKには血液凝固作用があり、止血が早くなり、かすり傷などの治りが早くなる効果が期待できます。
カルシウム
カルシウムは骨や歯の構成要素であることは有名ですね。イライラしたらカルシウムとれというように、精神的な興奮や緊張を和らげる効果もあります。
βカロテン
βカロテンは体内に取り込まれるとビタミンAに変わります。そして、目の健康維持・視力障害の防止に効果が期待できます。
また、内臓の粘膜を健康に保ち、風邪の予防にも一役買っています。
・カルシウム
また、カルシウムだけでなく、リン・カリウム・マグネシウムなどのミネラル分が多く含まれ、体を助けるさまざまな作用が期待できます。
カリウム
カリウムには血圧を下げる作用があるので、高血圧の予防につながります。また不足していると、筋肉の動きが悪くなり、けだるさを感じるようになります。
葉酸
発育に特に必要な栄養素のため、妊婦さんにはとくに必須といえる栄養素です。
キャベツの調理方法
キャベツには、ビタミンCやビタミンUなどの栄養が含まれていますがこれらは熱に弱く、水に溶けやすいという性質をもっているため、調理方法によっては簡単に失われてしまいます。
キャベツからこれらの栄養素をしっかり摂るには、生食が望ましいです。また、キャベツに熱を加えてやわらかくし、かさを減らすことで食べる量を増やすことも、結果的に栄養素を十分に体に取り入れることにつながります。
また、煮込み料理やスープにキャベツを入れて汁ごと残さずに食べることで、汁に溶けだした栄養素まで無駄なく摂取することができます。
芽キャベツ
可食部100gあたりの栄養素の含有量をキャベツと比べると、ビタミンCは約4倍、食物繊維は約3倍、ビタミンB2は約7倍、β-カロテンはなんと約14倍も含まれ、小さいながらも栄養がぎゅっと詰まっています。さらに、芽キャベツの中でも結球しない品種の「プチヴェール」には、カルシウム、鉄、ビタミンC、葉酸などが豊富に含まれています。
・β-カロテン
・ビタミンB群
・ビタミンC
・ビタミンK
・食物繊維
・カリウム
β-カロテン
β-カロテンは体内でビタミンAに変わる栄養素で、強い抗酸化作用があります。細胞の傷害に影響のある活性酸素の生成を抑えるため、老化対策に役立ちます。
ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギーを作るために必要な栄養素で、レバーや肉、魚などの動物性食品に多く含まれています。ビタミンB群が不足すると、疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりするので注意が必要です。
ビタミンC
ビタミンK
食物繊維
カリウム
このキャベツと芽キャベツはどちらも本当に栄養価が高い野菜になります。ぜひ毎日の食卓に加えてみて下さいね。