あなたはIKEAに行ったことがありますか?
私も何度も家具を買いに足を運んでいます。
ですが、今回はIKEAのレストランの紹介です。
私も患者さんに教えてもらったのですが、このIKEAのレストランではプラントフードのメニューが豊富らしいのです。
今後世界の人口は2050年までに100億人に達すると言われています。そこで食糧危機に備えて、家畜によるお肉の代わりに植物性のお肉、いわゆるプラントフードが注目されているのです。
そこに目をつけたのがIKEAレストランの取り組みなのだそうです。
そこで今回はこれIKEAのレストランを実際に訪れて食レポをしていこうと思います。
プラントベースフードとは?
プラントフードとサステナブル
・畜産由来の温室効果ガス排出削減
日本の農林水産分野の温室効果ガス排出量は、約5000万トンで(2018年度)、そのうち約1370万トンは家畜の排せつ物から発生するメタンや一酸化二窒素と、30%程度を占めています。
特にメタンについては二酸化炭素の次に地球温暖化を進める温室効果ガスであり、牛などの家畜のゲップや排せつ物が大きな要因のひとつです。一方でメタンは温室効果ガスの中でも分解されやすい性質を持っていることから、私たちが行動することにより地球温暖化の速度を抑えることが可能な温室効果ガスとしても注目されています。
メタンや一酸化二窒素の排出源は畜産に限ったことではないものの、プラントベースフードを取り入れる人が増え、将来的に家畜の飼育数が減少し、畜産由来の温室効果ガスが削減されることで気候変動の緩和につながる可能性を秘めています。
・水資源の節約
家畜が肉として出荷できる状態になるまでにはたくさんの水が使用されているのをご存知でしょうか。数年かけて飼育される牛では特に水の消費量が多く、1kgの牛肉を作るにはその約20000倍もの水が必要だとされています。これは単に飲料用というよりも、牛の飼料となる穀物を生産する際に多くの水が使われているということ。肉食を控えてプラントベースフードに移行することで、水の使用量の大幅な削減が可能です。
日本は比較的水資源が豊富な国ではありますが、渇水が全く起こらないかというとそうではありません。また私たちが食べている牛肉のほとんどは海外からの輸入であることからも、世界で起こっている干ばつや水資源の枯渇といった問題にも目を向ける必要があります。
・食糧問題の解決策
国連の調査によると現在77億人とされている世界の人口は、2050年までに97億人にも達するという予測がされています。そうなれば当然穀物や肉類などの消費量も増加することとなり、食糧の生産性を高める必要があります。さらに地球温暖化による自然災害を原因とした農作物の不作など、さまざまな要因で食糧不足が起こる可能性があるのです。
肉類の供給を増やすには今以上に大量の穀物や土地を必要とすることからも、植物性のタンパク質源を摂る生活にシフトすることで食糧不足の解決につながると考えられています。
IKEAの取り組み
イケアは、サステナブルなフードを通じてビジネスを実現するという目標に基づき、イケアの象徴ともいえるミートボールを見つめ直し、多くのミートボールファンのために、よりサステナブルな選択肢、「プラントボール」を生み出しました。プラントボールは、肉の代わりに植物由来の原料を使用。黄エンドウ豆由来タンパク質、オーツ麦、ジャガイモ、タマネギ、リンゴでできていますが、味や食感を妥協せず、見た目も味も肉にそっくりな新メニューです。〜IKEAホームページより〜
IKEAレストラン
植物由来の原料だけを使用したプラントベースフードが新メニューに加わりました。イケアレストランでは、大人気のカレーがプラントベースにリニューアル。大豆などでできたカツのトッピングで、お肉好きな方でも満足してお召し上がりいただけます。大豆、コーン、オニオン、グリーンピースなどでできた具材を使用したロールキャベツ、大豆やオニオンなどからできたまるでお肉のようなケバブが入ったサラダなど、豊富なメニューをご用意しています。またプラントベースのデザートもあります。乳製品を使用していないチョコレートムースはキャロットピューレ、シーベリーと一緒にお召し上がりください。
またIKEA原宿限定で、プラントベースケバブをスウェーデン伝統のフラットブレッド、ツンブロードで包んだメニューも販売します。イケアのプラントベースフードを通じて、より健康でよりサステナブルな毎日の暮らしについて考えるきっかけを作っていただければ幸いです。〜IKEAホームページより〜