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ベジタリアン・ヴィーガン

ベジタリアン・ヴィーガン

今回も質問にお答えしていきます。

「ベジタリアンとヴィーガンは何が違うのですか?」

です。

そこで今回は「ベジタリアンとヴィーガンの違い」「なぜ人はベジタリアンやヴィーガンになるのか?」についてお伝えします。

あなたは「Meet Free Monday」という言葉をご存知ですか?

私も今回初めて知った言葉ですが、世界では少しずつお肉を食べない方向に向かっているようです。

先日アメリカで行われたアカデミー賞のお料理もヴィーガン料理だったそうです。

なぜヴィーガン料理が世界でもてはやされているのか?今回の内容を知ると納得すると思いますよ。

ベジタリアン

ベジタリアンとは、動物性の食べ物である肉・魚介類および、それらの副生成物(含有食品)を食べない人のこと。
「ベジタリアン」という言葉は1840年頃にイギリスで使われ始めたと考えられており、由来は「健全な、新鮮な、元気のある」という意味のラテン語“vegetus”だという説と、“vegetable”(野菜)に、人を表す“tarian”の語尾を付けたという説がある。
さらにベジタリアンは細分化される。
・ヴィーガン(完全菜食主義)
・ラクトベジタリアン(植物・乳製品)
・ラクトオボベジタリアン(植物・乳製品・卵)
・ペスコベジタリアン(植物・乳製品・卵・魚)
・ポーヨーベジタリアン(植物・乳製品・卵・魚・鶏)
他にも細かく分けるとたくさん存在します。一般的にベジタリアンで多いのはラクトオボベジタリアンやペスコベジタリアンと言われています。

ベジタリアンとヴィーガンの違い

上でも述べたようにヴィーガンはベジタリアンの一種です。ベジタリアンとは様々なタイプの菜食主義者の総称ですが、ビーガンは卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことです。

ビーガンという言葉は、1944年イギリスでビーガン(ヴィーガン)協会(The Vegan Society)が設立された際に命名されたとされています。
さらに、食だけに限定するのではなく、身の回りのものからできるだけ動物由来のものを避けることで動物の命を尊重する「エシカル・ビーガン」の人たちもいます。
エシカル・ビーガンの人は、例えばレザーや毛皮などの動物性製品全般の使用を避けます。
また動物愛護の観点から動物園や水族館にも否定的なヴィーガンの人たちも存在します。

人はなぜベジタリアンやヴィーガンになるのか?

・宗教
・健康
・倫理
・環境問題
・世界の食料問題

宗教

世界の宗教の中には、菜食主義を奨励しているものがある。インド発祥のヒンドゥー教とジャイナ教が代表的。仏教では自分の手で殺生をすることは禁じられているが、肉食の容認・禁止については宗派によって異なる。イスラム教は肉食を禁じていないが、ハラールミート(イスラム教徒がアッラーの名を唱えて屠殺したもの)の入手が困難な状況では菜食が求められる。

健康

動物性食品の摂取を控えることで、がん・糖尿病・肥満・高血圧・心臓病などの生活習慣病や認知症のリスクが減るなどの研究報告がされており、健康上の理由でベジタリアンになる人もいる。(特に加工肉や赤肉の摂取はWHOでもはっきりと発がん性があるという報告がされています。)
しかし極端な食生活はかえって健康リスクを招くといった指摘もある。体質的に肉や乳製品が合わず、必然的にベジタリアンになる人もいる。

倫理

「人を殺してはダメ」と同じように「動物を殺すのもダメ」という考え方。人間のエゴのために狭いゲージに大量に飼育されている鶏や牛などをみたことがある人は多いと思います。それらの畜産動物の扱い方に問題があるとして肉食を反対する人もいます。去勢や母子の引き離し、フォアグラのための強制給餌(ガチョウの肝臓を肥大化させるため)なども問題視されています。

環境問題

世界全体で家畜の飼育のために使われている土地の面積は、『サイエンス( Science)』誌による2018年のレポートによれば、肉、魚、卵、乳製品のために使用される農耕地が占める割合は、全体の83%にものぼるという(119カ国における約4万軒の農場を対象に、食用の90%にあたる40種の食品を調査)。言い換えれば、世界中の摂取カロリーのわずか5%を生産するために、地球環境への負荷を40%も生み出している計算になる。もっとも影響力の低い動物性食品ですら、植物性代替食品の平均的影響力を上回っているのだ。つまり畜産農地確保のために世界中の森林が破壊されているのです。
また現在の世界の異常気象は温室効果ガスが原因のため、CO2やメタンガスの排出を抑えることが世界中で言われています。ですがこれらの排出量が自動車産業(13%)よりも畜産業(18%)の方が多いとも言われているのです。

世界の食料問題

家畜に与える飼料を育てるのには、膨大な水や土地、エネルギーを使っている。そこで生産された穀物は、世界で飢えている人の食料をまかなうのに十分な量があるのに家畜のエサになっています。
また、ある研究結果によると、2050年までに新たに増加すると予測される20億人を養うには、現在私たちが動物由来製品から得る約20%のタンパク質を、5%にまで落とす必要がある。とも言われています。

Meet Free Monday

「Meet Free Monday」とは、「人々に、僕のようなベジタリアンになれと強制しているわけではないんだ。一週間に一回だけ、肉を食べない日をつくるだけで、地球の環境問題緩和に貢献することができる。週一回車を使わないことより、はるかに簡単だろう?」というビートルズのポールマッカトニーの言葉から始まった活動です。

今ではニューヨーク市の全ての公立学校では月曜日の給食はお肉を使わない料理が出ているそうです。

日本でも、東京大学・京都大学・筑波大学・一橋大学・北里大学などの学食で肉を使わないメニューがあったり、都庁や内閣府の食堂でもこれらのメニューが取り入れられています。

「誰もが簡単に取り組むことができるミートフリーマンデーは、地球環境の悪化を止め、食糧配分の不均等を解決する一つの重要な方法であり、動物を救うとても有効な手段」と言えるかも知れません。

もしあなたが少しでも興味を持ったのであれば、まずはMeet Free Mondayを実践してみることをお勧めします。

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