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サランラップの真実

サランラップの真実

先日、患者さんから「サランラップについて調べて下さい」と言われました。

どうやらその患者さんは「料理に使うラップが体に悪いらしい。。」という情報をゲットしたようなのです。

私もこれは初耳だったのでさっそく調べました。

今回はそれを発表していこうと思います。

健康感度の高いあなたには有益な情報になると思いますよ〜

ラップの原料は?

市販のラップの原材料をみると、主に3種類に分かれます。

1ポリ塩化ビニリデン
酸素を通さず、密封力が強い。臭いもしっかり閉じ込め密封してくれる。ラップ自体がしっかりしているの、切れ味もよく、使い勝手は一番良い。価格は高めで「サランラップ」や「クレラップ」で使用されている。
2ポリ塩化ビニル
業務用のラップに多く見られる素材。スーパーで売られているお肉や魚にされているラップのことです。伸縮性が強いラップで器にぴっちりとりつくので、こちらも使用感は良いです。
3ポリエチレン
酸素を通し、通気性がある。そのため呼吸をする果物・野菜の保存に適している。密着力は乏しく、強く押すとすぐに破れる。切れ味が悪く、使用感でいうと上の2つのラップと比べると明らかに劣ります。ですが添加物不使用で塩素系の原料から作られていないので、ダイオキシンの発生の心配がなく環境に優しく体への安全性も高い。100均などの安いラップ、また「ポリラップ」はこれを原料にしている。
※ここで言う添加物とは、よりくっつきやすくするなどの使用感を高めるために、ポリ塩化ビニリデンの原料をみると、脂肪酸・植物油などを添加している。

ラップは危険?

化学物質から作られているポリ塩化ビニリデン・ポリ塩化ビニルのラップは「乳がんの発生率が2倍になる」などの体への悪影響が言われています。

これは本当なのでしょうか?

「内閣府・食品安全委員会のラップから溶出する物質」という資料や、商品の裏にも、「油性の強い食品は直接包んで電子レンジに入れないでください」という文言が記載されています。

これはラップの耐熱温度が140度くらいなので電子レンジに入れてしまうと、ラップの成分が溶け出してしまうためです。「内閣府・食品安全委員会のラップから溶出する物質」によると、ポリ塩化ビニルのラップは発癌性の物質が溶け出してしまうことが記載されています。他のラップに関しても少なからず体に悪い影響を与えかねない成分が溶け出していることが確認されています。そのため「油性の強い食品は直接包んで電子レンジに入れないでください」という記載がされているのです。

ラップの選び方

まずはポリエチレンラップを選んでください(ポリラップ。または安いラップは大体これ)。理由はやはり塩素系の化学物質由来の原料ではなく、添加物もない無添加ラップだからです。上でも言ったように塩素系のラップには柔軟剤や安定剤といった添加物が使用感を良くするために添加されており、それらが食品に溶け出してしまうことを防ぐためです。

でもどうしてもくっつきやすくて使用感の良いものを使いたいのであれば、食品を冷蔵庫に保存するなど、温めることをしないのであれば、ポリ塩化ビニリデンのラップでも理論上は構いません。温めることでラップの成分が溶け出すことがいちばんの問題なので。。

私の場合では基本ラップは「ポリラップ」を使っています。そして電子レンジで温める際にはラップを取ってお茶碗などに移して温めるようにしています。参考にしてみて下さいね。





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