今年もこの季節がやってきました。
そうです。花粉症です。
いまや3人に1人が花粉症と言われている現代です。東京都内に限れば、約2人に1人は花粉症に悩まされているとも言われています。
私も20歳(1995年)で花粉症を発症しました。当時のことははっきり覚えています。
その頃はまだ花粉症という言葉はありませんでした。。それから20年以上本当に悩んできました。
20代の頃はとりあえず薬を飲んで3月は耐える。
これだけでした。
それがあるとき気づいたのです。
便秘がひどい時の方が花粉症の症状がひどい。。
ここから私の年をまたぐ人体実験が始まりました。
そして最終的に私の花粉症の克服に至った方法が
「ファスティング」
だったのです。
今回はこのファスティングをより簡単に、ハードルを下げた方法
「週1ファスティング」を紹介していこうと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
花粉症
日本では1960年代にブタクサ花粉症が報告され、次いでスギ花粉症、イネ科の花粉症などが続々と報告されるようになり、年々増加傾向にあります。
花粉症についての統計や調査データは、一般的な経済指標に比べると少ないのですが、2008年に1万人を対象にして行われた鼻アレルギーの全国疫学調査によれば、花粉症の有病率は29.8%ということでした。1998年の同調査の結果から比べると約10%も有病率が上がっていることを考えると、10年間での上昇率を一定と仮定すると2020年現在では4割近い人が花粉症に悩まされているかもしれません。
実際、東京都の福祉保健局が2017年の12月に発表した『花粉症患者実態調査報告書』によれば、東京都内におけるスギ花粉症有症率は48.8%と推定されています。つまり、東京都内に限れば、約2人に1人は花粉症に悩まされていることになります。同調査の結果は第4回のものであり、過去の有病率を見ていくと、第1回調査時(昭和58~62年度)の推定有病率は10.0%、第2回調査時(平成8年度)は19.4%、第3回調査時(平成18年度)は28.2%となっており、年を追うごとに状況が悪化していることが分かります。
花粉症と腸内環境
免疫の役目を担う細胞が集まっている腸は重要な免疫器官ですが、免疫機能の発達・維持には腸内細菌が大きな役割を果たしていると考えられています。人の腸内には1,000種類以上、100兆個もの細菌がすみ着いており、各々がテリトリーを保ちながら全体として「腸内フローラ」という集団を形成しています。この腸内フローラのバランスが乱れると免疫系のバランスも崩れ、アレルギー疾患を発症する要因になると考えられています。
花粉症の患者数は増加傾向にありますが、その原因の1つが食生活の変化などによる腸内フローラの乱れだと言われています。
花粉症患者の腸内フローラを解析した研究によると、花粉の飛散シーズン前の腸内フローラは健康な人と変わらなかったものの、飛散シーズンの後期では健康な人とは違うパターンを示し、このことが花粉症の症状悪化と関連している可能性があると報告されています。こうしたことから、食事などによって腸内フローラのバランスを整えることで花粉症の予防や症状の改善につなげようとする研究が日本を中心に様々な国で行われています。
様々な細菌が存在する多様性の高い状態が腸内フローラの理想的な状態ですが、花粉症患者では腸内フローラの多様性が低いことが分かっています。腸内細菌は食事の影響を受けやすく、偏った食事は腸内フローラの多様性を低下させる要因になると言われています。
日本人を対象に、腸内フローラの多様性と食事習慣との関係を調べた最近の研究結果によると、きのこや豆類を多く食べる人では腸内フローラの多様性が高いことが明らかになりました*7。きのこや豆類のほかにも、大麦や野菜、海藻など有用菌のエサとなる食物繊維(プレバイオティクス)が豊富な食品は腸内フローラを整える上でオススメの食品です。
花粉症とファスティング
花粉症と週1日ファスティング
ファスティングは一般的に最低でも準備食と回復食を含めて1週間ほどの期間が必要です。その長い期間がネックになり、なかなか重い腰が上がりません。
ですが今回私がオススメする方法は、週1日のファスティングです。これは名前の通り週に1日だけ行うファスティングです。これなら準備食や回復食は原則必要ありません。つまりファスティングのハードルを極限まで下げた方法と言えます。そしてこれでも花粉症の改善に十分効果があることが去年の私の実験により証明できました。
ぜひお試しあれ!!